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消費増税は小零細企業には悪影響しかない

 自民の萩生田氏が消費増税延期で話題になっている。そして、ワイドショーでは「なんで増税しないんだ!国の借金が!」などとコメンテーターが騒いでいる。いかにも「増税こそが正論」と言わんばかりである。

 なぜメディアに出る人は増税に是なのか、私には理解できない。それが「反・権力者」「反・政権」的でカッコいいからなのか?

 「アベノミクスを進めている中で失敗だというのか」とか、「景気は悪くない」とかコメンテーターは言うが、アベノミクスはまだ道半ばで、現時点で成功とは言えないし、景気は前年よりも明らかに悪化している。私の住んでいる地域は、建築資材が6ヶ月連続で前年割れだそうだ。半年も前年割れでは誤差ではなく、確実に景気は悪化している。

 テレビのコメンテーターが「景気は悪くない」と言っているのは、アメリカのFRBが利上げを躊躇していることを知らないのか?視聴者がバカだからそんな海外の情勢なんか知らないと思って、番組が盛り上がるように言っているのか?利上げを躊躇していると言うことは、世界の経済の中心であるアメリカの経済が停滞している事に他ならない。

 あらゆる経済指標がまだら模様になり、経済が強い時期は過ぎているのに、ここで増税というブレーキを踏めば、日本は永遠に失われた時代から抜け出せないのではないか。世界は既に景気停滞もしくは後退への対策を考えている時期に、日本が「自称経済通」の声に乗って自滅するのか?ましてや新聞なんて消費増税しろ!だけど自分達は除外しろ!て言っているんだ。増税しろというなら、自らが先陣を切って増税を受け入れるべきである。自分は安全な所にいて、口だけ大声で騒ぐとか、プライドのかけらも無い。

 安倍首相には必ず増税延期もしくは、凍結をして欲しい。

 「国の借金が増えるくらいなら増税も仕方ない」とか言ってる一般人の映像をテレビは流すが、その人にこう聞いてみれば良い。「お国の為に、あなたの使えるお金が2%減りますがどう思いますか?」こう聞かれて、「ああ、良いんじゃないですか?」て言う人はほとんどいないのではないか。年間で200万円使う人は、4万円もドブに捨てるようなものなのに、皆鈍感過ぎないか?

 既に増税を見込んで契約金額を減らされるという話しも多く聞く。これを機に契約の見直しで2%以上の減額を要求される。こんな事で国は明るくなるのか?

 増税しないなんて、考えられない!なんて言えるのは大企業だけだ。大半の人は中小零細企業で働いているのだ。 

 安倍首相には是非ともプライドをかなぐり捨てて、増税凍結という英断をしてもらいたい。まだ間に合う。